団藤 保晴 | ネットジャーナリスト、元新聞記者
年末から年始にかけて中国大気汚染の実態について注目すべき報道が相次ぎました。中国科学院大気物理研の分析で微粒子PM2.5の主要汚染源は6つあり、空気中での二次合成と工場からの排出が2大汚染源でした。また、人民日報中国語版によると、2013年に北京市のPM2.5年間平均濃度は大気1立方メートル当たり89.5マイクログラムに上りました。中国の環境基準の1.5倍、日本の基準の2.5倍が年間平均ですから、人間が住む場所ではないと言えます。汚染源6つを次のグラフに示します。